「ぐんま野菜かるた」は、群馬県の伝統野菜の衰退に危機感を抱いた高校生の想いから生まれたかるたです。地域の野菜をもっと多くの人に知ってもらい、次世代へと継承していくことを目指しています。

かるたの取り札の絵は、高校生自らがアプリを使って描き、読み札には、「5・7・5」のリズムで親しみやすい句が添えられています。

さらに、読み札の裏面には野菜の栄養価や歴史的な背景が詳しく紹介されており、ただ遊ぶだけでなく、地域の農業や食文化を楽しく学べる仕掛けが施されています。

このかるたは、クラウドファンディングを通じて100万円以上の支援を集めて製品化されました。完成した「ぐんま野菜かるた」は、群馬県内のすべての小学校に配布され、子どもたちが楽しく遊びながら地元の野菜を学べる教材として活用されています。

地元農家や地域住民の応援を受けて生まれたこのかるたは、地域の絆を深め、地元の誇りを子どもたちに伝えるツールとして、多くの共感を呼んでいます。